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◆◆土地・国◆◆++++++++++++++++++++++++++++++++++

【高天原】
元は村の集まりだったが、竜神の恩恵を国に発展した土地。
盲目の姫巫女を生贄として差し出した後から、500年雪が降り続いている。
国主と貴族階級の官僚制統治でなる。国土は広大。
現12代国主の尽力で、隣国水穂と同盟を結び、外交面でも安定した体制を誇る。
その国土には、「北州」と呼ばれる山岳地帯や、未開拓地域なども含まれる。

【水穂】
高天原の東にある、新興国家。
数多くの金鉱を保有し、特別な技術者によって開拓された。
国主は、天津の大君という若き賢君。
隣国・高天原と金の貿易を行うが、盗賊の被害に日々悩まされている。

【北州】
高天原の北端の山岳地帯。
雪に閉ざされた険しい山が連なり、妖怪が潜んでいる。
妖怪によって壊滅した村は、北州に位置する村だけで既に10を超えている。

【亡国】
病に犯された皇女、若紫の祖国。
先の好戦的な11代国主によって支配され、やがて滅亡した。
敗残兵の戦意を殺ぐため、皇女は高天原南境に幽閉されている。

【桃源郷】
神や仙人や妖怪が共存し、生と死が入り混じる幻の別天地。
争いがなく平和が保たれた土地で、妖怪の薄幸を憂いた神が創造したとされている。
しかし、所在地や全ては謎のまま。


◆◆神々◆◆++++++++++++++++++++++++++++++++++

【竜神(焔)】
国内にある金蝉と言う沼から生まれた、高天原の守護神。
強力な神通力を持ち国を支え続けたが、欲に溺れた人間を罰し生贄の姫巫女を娶る。
伝承には、500年前の大豪雨を止めた救い主として残っている。
宝玉を国中に散らせた張本人であり、意図は謎のまま。

【水神(水瀬)】
心優しい水を司る神。
物の怪と呼ばれ迫害された少女を匿って、共に生活する。
500年前、人間を裁くために竜神と共に大洪水を起こした。

【竜の眷属】
竜神に仕え、命を捧げる者。
神通力の一部を授かっており、真の姿は巨大な竜である。


◆◆物◆◆+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【宝玉】(ほうぎょく)
霊魂となった姫巫女が、探すよう命じた玉。
姿を変えて、高天原の国中に分散していると言う。
宝玉は、剣・勾玉・鏡の3つに分離し、それぞれが継承者に保護されている。
竜神が創ったと伝えられるいるが、詳細は不明。

【青銀の剣】(せいぎんのつるぎ)
第1の継承者、月環が継承した剣。
禍々しい妖怪・大蛇を産み出したが、詳細は謎のまま。
この剣を継承したことによって、月環と大蛇は命を共有することに・・・


◆◆部族・人物◆◆++++++++++++++++++++++++++++++++++

【王族】
かつては領地内の村々を治めていた領主だった。
やがて国が出来て王を名乗り、現当主は涼風の宮と呼ばれる桜の母。
高天原の王族は、貴族から婿か嫁を取る慣例。
官僚階級と共に憲法を制定し、広大な国を統治している。

【妖族】
昔は人間と共存していたが、興隆した人間に追われ存在を消される。
生き残りは山中や隠れ里に潜み、人間を憎んでいる。
神々によって与えられた土地で暮らしているという噂も・・・

【妖狐】
狐の妖怪と人間の混血児。
水穂国の大君の下に身を寄せる少年が、妖狐という噂。
呪いによって、3本の尾を持つ銀茶色の狐に変化する。


◆◆その他◆◆++++++++++++++++++++++++++++++++++

【神通力】
破壊、癒し、全てにおいて万能な神の能力。
この力が尽き果てた時、神はその役目を終え消滅する。